ここ数年、様々な生活スタイルが続々登場していますよね。断捨離だとかミニマリスト、田舎暮らしや丁寧な暮らしなどなど。挙げればきりがないほど多岐にわたってると思います。
どれもなんだかキャッチーで素敵な生活なんだろうなぁと憧れてしまいますが、挑戦してみても挫折してしまった…といった方もいませんか?かくいう、私も、断捨離をするぞ!と張り切って押入れの物を引っ張り出してはみたものの、あ!コレ、こんなところにあったのか!使おう!なんて、余計に部屋に物が増えた経験があります。
今回の記事では、憧れのライフスタイルを送ってはみたいものの…なかなかお金も時間も余裕もない!といった方にオススメの古くて新しいライフスタイルのご紹介をしようと思います。ズボラな私が考案したものなので、ズボラな方には特にオススメですよ~
理想のライフスタイルとは?
まず、あなたの憧れのライフスタイルとはどのような物でしょうか?
様々なライフスタイルを見てみると、共通するのは『心の豊かさ』なのではないでしょうか。実践しようとして挫折してしまう理由も、ライフスタイルに固執してしまうが故に『心の豊かさ』を逆に失っているから、といった要因もあるのではないかな、と思います。
まずは自分の最終目的を掲げることから、はじめましょう。
さて、自分がどうなりたいか思い浮かべたところで、ズボラにオススメ『旬歩』についてです。
『旬歩』という古くて新しい考え方
簡単に言ってしまえば、旬と歩むと余裕がついてきた!というものなのですが、まぁ何か呼び名を付けたほうが良いかなと思いまして『旬歩』と名付けました。ネーミングセンスがないのはどうか目をつぶってくださいね!
旬はみなさんご存じだと思いますから説明はいらないかもしれませんが、春になれば山菜が採れ、夏になればビールがうまい、じゃなくて夏野菜が採れ、秋はサンマ、冬は魚介類が多く水揚げされますよね。四季折々の採れたての食材や、英語ではseasonですから、スポーツやイベント事など、今!この時!この瞬間!といったものも広く旬だといえると思います。
わかりやすく『食』に関することで旬歩について説明しますね。
まず、旬の食材というのはとにかく美味しいですよね!そして、とても安く手に入ります。もし、今はどんなものが旬なのかわからなくても、スーパーで「今が旬!」のようなPOPがあったり、箱売りをしていたりすることが多いので、それでもわからなければ担当の店員さん聞いてみると教えてくれたりもします。他にもニュースでメロンの初競りやサンマの水揚げなど取り上げていることも多いので、わざわざチェックしなくても何となく耳に入ることもあるので、旬を知ることは難しいことではありません。
そして特筆すべきは、旬の食材を使うと素材自体が美味しいわけですから、難しい調理をする必要がないのです。そのまま切って並べるだけ、塩振って焼くだけ。これで十分に美味しい。更に栄養面でも旬の食材はピークである、はず。ここで、余裕が生まれます。
何作ろうか~とレシピを考えなくても、手間をかけた調理をしなくても大丈夫!こう考えただけでも心に余裕ができますよね。そして、素材の味を活かしただけなのだ!と、手抜き感もなく罪悪感もない。もちろん食事は毎日のことですから、献立のうちの一品だけでも旬の食材を取り入れてみるだけでも、小さな余裕が心にゆっくりと蓄積していくと思います。また、ちょっとお高めな旬の果物などを季節ごとにひとつ、デザートにしてみるのも心が豊かになります。あ~初物だねぇやっぱりこの時期にしか食べられない美味しさだねって顔がほころんだりします。我が家では私が季節ごとに果物のお取り寄せをしているので、去年のアレ美味しかったから今年もよろしく!と家族から催促されることもよくあります。年に4回の贅沢ですね。
旬の食材は安く手に入る、これもお財布に余裕を与えてくれます。とは言いつつ、安くてつい、箱買いして使い切れなくてーという経験がある方もいますよね。我が家ではお弁当を持参する家族がいるので彩としてプチトマトをいつも入れているのですが、ものぐさな私はトマト切れのためだけに買い物に行くのが億劫で、猫の額ほどの花壇にプチトマトのアイコを植えてみたのですが、ゴミ捨てのついでに水やりしかしてないレベルの放置プレイであったにもかかわらず、ものすごく大量にアイコが収穫してもしてもリンリン実ってどうしたものかと思いました。後ほどうちのアイコがどうなってしまったのか、ご紹介しますね。
旬は春夏秋冬、四季のある日本ならではの良い事が沢山あります。もちろん、食べ物のことだけではなく、その時にしか愉しめないものを意識して取り入れていくことで心にも生活にもゆとりが生まれ、特別なことは何もしていなくてもみなさんが初めに想定した最終目標に少し近づける気がしませんか?
がんばらなくてもできることから始めよう!
がんばりすぎない。私はとても大切なことだと思います。しかし現状、がんばらなくてはならないことが山積みの世の中ですよね。せめて、がんばらないと実現できないライフスタイルを『がんばらなくてもできる』旬と共に歩んで行けば余裕が勝手についてくる。そんな旬歩は実は昔の人が普通に実践していたものなんですよね。
『旬歩』にはまだまだ書ききれない可能性も沢山あります。自分なりに旬を楽しんで旬と歩みを合わせて古くて新しいライフスタイルを築いてみてはいかがでしょうか。
アイコの行方とおまけのレシピ
さて、たわわに実ってくれたアイコの行方ですが、ものぐさではあるものの、料理は好きなので定番のトマトソースやバターチキンカレーなどで大量消費しましたが、せっかくですからちょっとオシャレな気持ちになれるトマトのレシピを一つご紹介しますね。トマトはリコピンという栄養素が有名ですが、ビタミンA・C・Eやカルシウム・カリウム・食物繊維などとてもバランスの良い野菜なので、旬の今は嬉しいですね!
〈トマトジャム〉
・余っているトマト(熟していなくても青いものが混じっていてもOK)
・トマトに対しておよそ1/3~1/2程度の砂糖
・レモン汁少々
①トマトは包丁で切れ目をちょっとつけて沸騰したお湯に入れて皮が剥けてきたら引き上げて、プチトマトであればヘタの方から指で押すとぷちゅっと出てきます。普通サイズのトマトであれば、湯剝きよりフォークなどに刺してコンロで直にあぶる方が簡単だと思います。
②鍋に皮をむいたトマトと砂糖、レモン汁を入れてブレンダーやポテトマッシャーなどで潰します。無い場合はトマトを刻んでから入れたり、ミキサーとかでもいいと思います。
③鍋を火にかけ、沸騰するまでは強火で灰汁を出します。灰汁を捨てて落ち着いて来たら弱中火にして煮詰めます。青いトマトを使っている場合や甘いものが好きな方は味を見て砂糖を追加してもOKです。
焦げないように時々混ぜながらとろみがつくまで煮詰めます。作る量にもよりますが、10分程度かなとは思いますが、とろみの具合で判断した方がいいかと思います。
冷まして消毒した保存容器に入れたら完成!
保存は冷蔵庫で2週間程度です。
とてもキレイな赤いジャムですよ。朝食のパンやヨーグルトに、ティータイムのスコーンと一緒に、トマト嫌いなお子さんも食べやすいかと思います。