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絶対にあるけど実はなくても困らないもの5選

ドラッグストアに並ぶ洗剤

特に理由もなく無意識にずっと使用しているものがありませんか?生活で実践し、実はなくても困らなかったもの5選をご紹介します。是非実践して手間を減らしてみてください。

①お風呂のふた

どこのお家にも必ずあるお風呂のふた。これ、最近のお風呂はないほうが楽な上、入浴が快適になります。
ある施設で大人が介助し子供を入浴させる際にお風呂のふたは使っていませんでした。

お湯をはってすぐに入浴させ、直後に風呂掃除をするプロセスでは確かにお風呂のふたは必要がないんです。ホコリが溜まらないよう、ビニール袋に入れて保管してました。

うちでも早速そのルーティンで試したところ、入るときに浴室がある程度温かく、温度差が多少ですが穏やかでお風呂のふたはしないほうが快適でした。ご家族がいらっしゃる方は続けて入浴し、浴室が温かいうちにスポンジでこすって流せば日常の掃除はOK。浴後の換気でカビ、湿気対策はしておきましょう。

昔ながらの浴室はお湯がすぐに冷めてしまうためお風呂のふたは必須でしたが、最近の保温性の高い一体型のお風呂では使うほうが掃除の手間が増えてしまいます。

②入浴剤

バスボム
入浴剤は専用売り場があるほど多くの種類があります。いい香りだったり、温泉を再現したもの、色のついているもの、お湯の手触りを変えるものなど本当に楽しいですよね。まさにエンターティメントです。

遊びとして取り入れるなら良いですが、体を温めて血行を良くすることで疲れを軽減させるのが入浴剤に求められるもの。その用途ならもっと手軽に、どこのご家庭にもあるもので十分だったりします。

一番身近なのが塩。こちらはバスソルトが販売されているくらい一般的ですね。

バスソルトでなくても粗塩を多めに一握り溶かすだけで温浴効果が高まり、また浄化として役立ちます。こちらは風呂釜を痛めるので、追い焚きはしないほうが無難です。

バスボムと呼ばれる固形のものはカラフルでとても楽しいですが主な原材料は重曹とクエン酸。ご存知の方も多いと思いますが、この2つが水分と出会うと炭酸が発生し気泡のでる炭酸風呂になりとても体があたたまります。両方合わせてカップ1杯〜2杯程度お好みで入れてください。重曹だけでもお肌に良く、浴槽や排水溝の汚れも落ちやすく一石二鳥の入浴剤になります。

③専用洗剤

洗剤

漂白剤とカビ/除菌用、お風呂用とキッチン用、トイレ用、衣類洗剤、血液落とし洗剤、窓用と鏡用など専用のものがたくさん売られています。

これらは容器がそれ専用に特化していてとても使いやすいですがお手元にある洗剤の原材料の表示を見てみると、似たような汚れに使うものは同じような材料が使われています。実際にそれらでないと落ちないというわけではありません。

いくつも洗剤を用意しなくても通常の汚れは消毒用アルコール/エタノール、漂白剤と中性の洗剤(食器用)で汚れを落とすことができます。

今回は解説しませんが、エコ系の方なら重曹、クエン酸、酸素系漂白剤もよいかもしれません。

漂白剤はキッチン用の液体ボトルが安いのですが、使い勝手は泡ででてくるタイプのカビ除菌スプレーがおすすめ。キッチンの除菌、茶渋とりからお風呂、トイレの陶器部分まで万能です。

消毒用アルコールは油汚れ、皮脂汚れに有効。水を使えない機械類、リモコンやスイッチ類に、鏡やキッチン用品の消毒、糖分がガチガチに固まったものを早く緩めたりシールはがしに、染み込まない素材のものなら揮発して成分が飛ぶので子供のおもちゃの掃除にも使えます。スプレーに入れて置いておくととても便利です。

台所用中性洗剤は穏やかな洗浄力で家中の拭き掃除、食器洗い、手洗い洗濯全般に万能です。とろみがあり泡立ちが良すぎるので洗濯機には向きませんが、無香料のものなら違う用途に使っても違和感はありません。

逆に洗濯用洗剤ですがこちらは原材料を確認する必要があります。蛍光増白剤、柔軟剤、漂白剤、再付着防止剤などが入っているものは食器や素手で扱ったりするのはおすすめしません。

無添加の石けんや、洗濯にも食器にも使えるタイプの洗剤もありますので、こちらにすべて置き換えてしまうのもありですね。

ちなみに、有名訪問家事代行サービスは通常の家事代行の掃除には洗剤は使わず全て水拭きでお掃除をしていました。日常の軽い汚れは貯めなければ実はそれで落ちるんです。ひどい汚れは専門業者のお掃除カテゴリーになるのだそう。

④布巾、雑巾

布製の何度も使う布巾、雑巾はとても細菌が繁殖しやすく、洗剤で洗って漂白し濯いで干すなど時間と手間がかかります。

汚れ落としの布はすべて使い捨てにするほうが、気楽にマメにお掃除ができるかもしれません。専用の洗剤を染み込ませたウェットタイプのものが売られていますが、お店でよく使われているカウンタークロスは業務用で使われているだけあって丈夫で洗ってもすぐ乾き、ある程度コスパもよく、惜しみなく捨てられるのでおすすめです。食器を拭いたり水切りがわりにするのにも使えます。業務用だけあってデザインや色はそっけないですが、最近は100円ショップなどでおしゃれな柄のものがあったりします。

④過剰な備蓄

最近のトレンドでもある備蓄。

何年分も用意しているプレッパーと呼ばれる方々もいて、いくらあっても安心できずお金もかかります。保存性の高い同じものばかりを大量に備蓄しても、無駄にしないよう期限内に使い切るのが大変です。

ご家族の状況にもよりますが、ある程度自分で見切りを付けられる量を決め、消費も含めた計画を立てていくと良いでしょう。

備蓄にもタイプがあり、災害時短期のもの、価格高騰に対応するもの、世紀末的な食料不足を想定したものなどそれぞれ揃えるものが変わってきます。

最低備えた方が良いとされる災害時短期3日分として火や水を使わなくてもすぐに食べられるものと飲料水を用意し、それ以上は日常で使用している乾物や瓶詰め、缶詰、穀物、インスタント食品を余分に用意する程度にとどめ、長期的な対策には庭やプランターに農作物を植えておきましょう。多少の慣れが必要ですが、自分で作ったとれたて野菜は格別です。

ロシアはソ連時代にダーチャと呼ばれる別荘をそれぞれの家庭が郊外に持ち、畑を作ることで戦後の食糧不足や自給自足に対応する政策を進めた経緯があり、それがロシアの強さの一因となっています。現在ではじゃがいもの生産はほぼダーチャで作られたものだという話もあります。

人は得より損をしたくないという感情が上回ると言われます。それに直結するのが輸入品の不足や値上げに備える備蓄です。価格高騰に備えるのは必ず必要になるものだけにし、あとは代用できるものの知識を蓄積しておきましょう。執着さえしなければなくても大丈夫なものも多いかもしれません。

そして一番やっかいな、本格的な食料不足に対応する備蓄。こちらは本当に切りがありません。不安や過剰に陥る原因となります。

備えることもありですがそもそも国策となりますので日頃から政治参加をし、そうならないように働きかけていくほうが根本的な解決になります。国を信用しないで守りに入るよりも信用できる国に変えていきましょう。

【まとめ】

最後は政治参加とちょっと話がおおきくなってしまいました。

実は必要ないんじゃないかと思うものはまだまだたくさんあると思います。いつもの家事を是非一度立ち止まって考えてみてください。