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庭で畑づくり

庭で野菜と果物を育ててみたい!農家出身の筆者は、子どものころから畑が身近にあり、よく畑の手伝いをしていました。そのため、子どもが生まれてから、子どもと一緒に畑づくりをしたいと思うようになりました。この記事では、庭での畑づくり初心者の筆者が子どもたちとどのように畑を作っていくかをご紹介します。

畑づくりは”土づくり”からスタート

長女が小学校に入学するのをおきに庭のある戸建てを購入。1から3月ごろ土づくりからスタートしました。春に種や苗を植えたいので、その前にスコップなどを使って土を耕していきます。硬くて粘土質の土壌であったため、耕すのも一苦労。石や陶器、建築材料などいらないものがざくざくでてきました。同じところを数回堀すすめていくうちに、だんだん土はふっくらしてきました。しかし小石や砂利などが多くとりきれません。今年は一年目なので完璧な土壌は目指さなくていいことに!本を読むと耕した後苦土石灰を入れて土をアルカリ性にするとよいとありましたが、今回は入れずに、たい肥と腐葉土を混ぜ込みました。畝を作っていよいよ苗植えです。

春におすすめの野菜たち

3月に近くのホームセンターに行くとイチゴの苗がたくさんでていて植えたい!と思い、2株購入して植えました。その後3月の終わりから4月にかけて、トマト、ナス、ピーマンなどの苗が安くなっていたため購入しました。また実家から種芋をたくさんもらったので半信半疑で土の中へ。3週間音沙汰がなく失敗したかなと思っていたら、芽がでてきたので子供たちは大喜びです。畑の隅にパセリやバジルなどハーブも植えました。パセリやバジルはトマトと相性がいいようです。ホームセンターにどの野菜とハーブが相性がいいか書かれている紙があり興味深いと思いました。現在植えてから1カ月ほど経ちましたが、どの苗も元気にぐんぐん育っています。今回植えたのは、トマト、ナス、ピーマン、カボチャ、ジャガイモ、トウモロコシ、バジル、パセリです。他にも花や果物を植えましたが、後述します。

トマトは脇芽とりが大切

トマトは脇芽とりが大切だと本で読んだので早速やってみることに!脇芽ってどれだ⁉よく見ると大きな葉の先に小さな葉がでてきていました。この小さな葉をとって支柱をたて、軽く枝と結べば準備OKです。きゅうりにも支柱を立てました。雨が降った日は水やりがなく楽です。暑くて乾燥した日が続いた日は、米のとぎ汁や野菜を洗った水などをとっておき野菜にまくなどして節水しています。もちろんホースやジョウロも購入して水道水も水やりに使っていますよ。あまり水をやりすぎてもよくないのでさじ加減が難しいですね。

子どもたちはトマトの花が咲いて喜んだり、テントウムシがとまっているのを見つけてはしゃいだりしています。夏が来る前に収穫できるかな。日々の作物の成長を楽しみにしています。

意外な”果物”も畑で作れる

次に果物や花についても記載しておきましょう。
夫に木は大きくなって手入れが大変だから庭に植えないでほしいと言われているため、鉢植えのものをホームセンターで買ってきました。レモンはいただきものです。柑橘系が良く育つ温暖な気候なので、蜜柑も花が咲いているものを購入してきました。子どもがどうしても桃をやりたいと言うので、桃は二種類購入。違う品種のものを植えると実がなると聞いたことがあるためです。本当に実がなるかどうかはこれからのお楽しみです。

レモンやミカンの葉にアゲハチョウが卵を産んで庭にきれいなアゲハチョウが飛んでいます。レモンの葉の裏には害虫がついていたので、はぶらしでこすって落としてあげました。レモンははじめ葉っぱだけの状態でいただいたのですが、4月に開花。甘い香りのする花で、庭に出るといい匂いで癒されます。果物は実がなるまで時間がかかりそうなので気長に待ちましょう。

3月の終わりからスーパーで買ってきた水菜や小松菜の根っこの方を3センチだけ切り落とし、室内でいらない容れ物に入れて根が出てきたら畑に植え替えました。1週間ほどは小松菜は何度も葉が再生し、料理に使いました。しかし、放置していたので茎がどんどん伸びて、花が咲きました。菜の花のような花が咲き、モンシロチョウが来ています。花が咲くと葉っぱはひょろひょろしてきて、美味しくなさそうなので、花から種がとれたらいいなと思いながら、もうしばらく放置して様子を見ようと思います。ネギや豆苗も同様にやってみました。案外小ねぎは風で倒れてしまってうまくいきませんでした。豆苗は家の中で水で再生させるとひょろひょろ茎が伸び数回楽しめますよね。土に植えると最初に葉っぱがわっとでてきてそこから茎も伸びていくようです。0円で野菜を増やして楽しめるのでお勧めです。今チンゲン菜も実験中です。

畑づくりの醍醐味は試行錯誤

引っ越してきて畑を始めてからまだ4カ月ですが、試行錯誤しながら日々楽しみながらレポートしてきたいと思います。まだまだ初心者ですので失敗談なども盛り込んでいきたいと思います。石をとる作業をすすめながらいい畑づくりをしていきたいと思います。

▼参考文献▼

はじめての野菜づくり

荒木雅彦監修

成美堂出版